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競争力の指標「実効為替レート」とは?
為替レートといえば、二国間の交換比率である・・・とこれまでも説明してきました。確かに、日頃目にする為替レートはその通りです。ただ、この為替レートで困ることもありませんか?「円高」と言われたとき、ドル円でのドル安円高が一般的、次いでユーロ円においてのユーロ安円高ですよね。ですが、世界の他の通貨全体に対して円高なのか、また他の通貨の中で最も弱くなっているのはどこなのか、ということは見えてきません。
そこで実際のマーケットで使われる為替レートとは別に、為替市場においての諸通貨の対外競争力を単一の指標で総合的に捉えるために、各中央銀行やBIS(国際決済銀行)が算出しているレートがあります。それが「実効為替レート」です。
実効為替レートは、円と主要通貨間(日銀では15通貨を採用)のそれぞれの為替レートを、日本とその相手国・地域間の貿易額に応じて加重幾何平均し、基準時点を決めて指数化したものです。実効為替レートには「名目実効為替レート」と「実質実効為替レート」の2種類があり、上記の算出方法は名目実効為替レートのものです。対外競争力は為替レートの変動だけではなく、物価変動の影響も大きく受けます。そのため、物価変動を考慮に入れる、すなわち物価調整をした数値を「実質実効為替レート」と呼びます。
ちなみに実効為替レートを見るときの注意点があります。ドル円やユーロ円などクロス円において「円高」といったとき、自国通貨建ての日本においては1ドル=○○円、1ユーロ=●●円といった表記をしますから、数字が小さいほど「円が強い=円高」となりますよね。実効為替レートでは算出時に、日本円1円=△△ドルといった他国通貨建てレートを使用しています。このため、実効為替レートは、指数が大きいときが文字通り「円が大きい、強い=円高」、小さいときが「円安」を示すのです。
さて、この実効為替レートですが、このギリシャ危機でユーロが急激に下落しているという記事が先週日経新聞にありました。ちなみに日経新聞で使用している実効為替レートは「日経通貨インデックス」で、日銀が公表している「名目実効為替レート」に近い数値と言われています。
ユーロの実効為替レートの急落は言うまでもなく、投資家のリスク回避行動からくるものですが、その結果、受け皿としての日本円、ドルが急上昇しています。ドルに対して円高であるという感覚をお持ちの方が多いとは思いますが、世界の中での通貨競争力という点では、ドルも円同様に強くなっているということです。
そして、ドルに実質ペッグ制をとっている中国元もドルの上昇とともに上昇しています。中国元の切り上げは諸外国より求められてきましたが、実際の実力は世界の中では大幅に強くなってきており、そのため市場においての「切り上げ観測」が後退しているということです。
FX取引をするときは、もちろん個別の通貨ペアを見るのですが、世界の中の通貨の競争力を知り、今後を予測することは取引の中にも生きてくるのではないでしょうか。
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株から始まり、為替の世界へ…。大好きなNZドルをはじめ、豪ドルや南アフリカランドなどの高金利通貨によるスワップでラクラク金利生活を目指します。取引スタイルはスイングトレードがメイン、スワップと取引の両方から利益を狙いトレード開始!どうぞよろしくお願いします。
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